これから看護師になる人へ伝えたいこと

仕事と雑談

こんにちは、アラサー主婦のゆうです。私は看護師として10年働いてきました。

先日、2025年度の看護師国家試験がありましたね。

受験者の皆さん、お疲れさまでした。

国家試験を受けるまでにも、厳しい演習実習を経て振い落としにも耐え大変だったでしょう。

4月から新人看護師として働く人が大半と思いますが、私の経験も踏まえて今日はお伝えしたいことを記事にしてみました。

新人看護師さんへ気をつけてほしいこと

順調に仕事のキャリアを積めたら何よりですが、看護師の世界って色々ありますよね。

もしも働き始めて、辛いと感じたら読んでいただきたいです

配属された職場に執着しないこと

よく「三年間は同じところで働いた方がいい」と言われますよね。

この言葉に囚われてしまってはいけません。

自分を大切にしてくれる環境に身を置く必要はないです。

あなたをサンドバッグみたいな扱いをして、苦しめる環境にいる必要はありません。

環境が変われば、自分に合った職場が見つかるし自分を大事にしてくれる場所にすぐいった方がいい

看護師になる人は真面目な人が多いから頑張ろうとしてしまうけど、正しい場所で頑張った方がいいです。

『あなたは仕事ができない人』とレッテル貼りをする人間がいるということ

人には適材適所があり、得意不得意もあります。

そして上司との相性もあります。

なのに、それが「ハマらない=仕事ができない」と決めつけレッテルを貼られることは起きます。

レッテル貼りをする人間は人に思い込ませるのも得意なので、「私って仕事ができない人間なんだ」と錯覚させられた人はそのような振る舞いしかできなくなります

全力で逃げてください。

看護師という職業に執着しないこと

そもそも、看護師の資格を取ったからといって、「私には看護師しかない」と選択肢を少なくする必要はないです。

資格を持っているから必要なら現場に戻ってくるけれど他に自分のやりたいことがあるなら他のことをやったっていい

ポンコツ看護師な私の遍歴

落ちこぼれな1年目

私の看護師1年目は全く順調ではありませんでした。

知識も技術も同期と比べて劣っていたし、機転もきかない、すぐにお局さんたちの厳しい指導が入るようになりました。

順調な同期たちは3〜4年目の先輩方がフォローするのに対し、私はお局クラスの人がフォローになるので余計に緊張し質問されてもガチガチに固まってしまい、何かをやるのも「自分は間違っているんじゃないか、先輩の指示と違うことをしたらどうしよう」と思って動けなくなることもありました。

今思えば、お局さんたちの指導はアウトなことが多かった。

例えばインシデントレポートは本来個人の責任を追求するものではありませんが、「自分か起こしたことを自覚できるように主語を『私は』にして書き直しなさい」と何度も書き直しをするよう言われました。

1時間以上に及ぶような強い叱責をした際には「あなたのせいで私は子供のお迎えに行けないのよ!」と繰り返し言われたり。看護師として成長につながる指導よりも、感情的に否定するような指導が多かったと思う。

休日には、先輩から言われた「あなたって、私たちと同じ給料もらってるんだよねぇ」という一言を思い出しバスに揺られながら泣いたこともありました。私は給料泥棒なんだって思って。

しまいには、私には任せられる仕事はないからとステーションに1日座っている状況になりました。

ある日、突然師長から精神科クリニックに行くよう指示がありまして受診しました。

結局、初回の受診では何も診断はつかず師長にその旨を報告したところ「そんなはずはないからもう一回受診してきて」と。

それも今考えるとおかしいですよね。医師が診断はないと言っているのに。

医師へ「師長からそんなはずはないからもう一回行くよう言われてきました」と伝えて無理くり診断書を書いてもらうという今思えば従う必要もないことを私は従っていました。

配属科が変わった2年目

精神科で無理くり診断をもらい、傷病休暇後に配属が変わったことは私にとって転機でした。

この部署ではゆっくり見守るスタイルだったため、私が1年目に合格できずにいたOJT(技術テスト)を落ち着いて受けさせてくださり、複数受かることができた。

患者さんも受け持たせてもらえたのが嬉しかった。

2年くらいで辞めることになったけど、最後に師長から「あなたのことはここで育てたと思ってる」という一言に涙しました。

もしかして、ここが合っている?と気づいた4年目

4年目に就職した病院は、それまでの配属科に比べて時間の流れが違いました。

1年目のころは、患者さんの入れ替わりも激しく身体症状の変化も目まぐるしかった。

でも、この科では患者さんと長期的に関わりを持ち、よく知ることができた。

1年目の頃「私は看護師に向いていないダメ人間」と思っていた私が今では看護師として働き10年続いている。

まとめ

新人看護師さんで「自分は看護師に向いていない」「同期に比べて劣っている」「先輩から厳しく指導されて辛い」という気持ちになった方へ。

私が伝えたいことは、

看護師という職業や、就職した病院、配属された科に執着せず自分を大切に育ててくれる場所を探した方が幸せになれるよ!!

ということ。

看護師にこれからなる人に何を言ってんだ?という言葉ですが、若い方には自分を大切にして欲しいんですよ。

看護師の離職率が高いのも、資格を持っていても看護師として戻ってくる方が少ないのも、看護師同士が互いを大事に扱わないことも一因になるのではないかと思うほど。

皆さんが看護師として自分を大切にしつつされつつ仕事ができることを願っています。

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